アルゼンチンとはどんな国?大自然・絶景観光スポット満載の「銀」の名を持つ国

当ページのリンクには広告が含まれています。

サッカーの強豪国であり、世界的プレーヤーであるリオネル・メッシの出身国としても知られている「アルゼンチン」ですが、実際のところどのような国なのか、あまり知られていないのではないでしょうか?

実はアルゼンチンはサッカー以外にも、優雅なエンターテインメントから、大自然や世界遺産、至高のグルメまで、様々な有名スポットを持つ人気の観光国でもあるのです。

そこで今回は南米の国アルゼンチンの魅力について、基本情報から観光スポットまでわかりやすくご紹介します。

アルゼンチンとはどんな国?

アルゼンチンは南アメリカ大陸の南側に位置する大きな国。南米の国々の中では国土も広く、世界地図上の位置も覚えやすい国の一つでしょう。

割引セールやクーポン、Expedia+会員ポイントや航空会社のマイルなど、「エクスペディア」で格安に旅行する賢い方法について。

アルゼンチンの基礎知識

外務省のホームページで公開されている基本情報は以下の通り。

  • 国土面積:約278万㎢
  • 首都:ブエノスアイレス
  • 人口:4,341万人(2015年、世界銀行)
  • 通貨:ペソ
  • 公用語:スペイン語
  • 宗教:カトリック系など。宗教の自由が認められている。

アルゼンチンは日本から見ると、ほぼ地球の反対側にある国。

国土は日本のおよそ「7.5倍」にもなる広大な面積を持っており、その広さは世界第8位。南北に長いところが特徴です。

一方、人口は日本の4割程度。その分、古くからの大自然が多く残されており、美しい風景も数多く見つけることができます。

首都ブエノスアイレスの気候は、夏は暑くて冬は寒いというもの。一見、過ごしにくそうな印象もありますが、四季折々の良さを味わうことができる気候でもあります。

余談ですが、四季といえば、アルゼンチンの世界的な作曲家アストル・ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」は有名ですね。アコーディオンの演奏が有名で、世界中で愛されている名曲です。

アルゼンチンは南半球に位置するため、オーストラリアなどと同じく、日本とは季節が逆であるというところもポイント。

9~11月頃が春、12~2月頃が夏、3~5月頃が秋、6~8月頃が冬となります。

観光で行くなら、人気が高い季節は「春」と「秋」。この季節は過ごしやすく、街歩きなどには適しています。

一方、ビーチやパタゴニアの氷河見物に行くなら夏がおすすめ。冬はサッカーが開幕するので、観戦目当ての方は冬が良いでしょう。

アルゼンチンとはこんな国!

アルゼンチンは世界遺産や大都会、壮大な自然やグルメ、ワイン、スポーツなどが楽しめる、魅力的な南米の国。

ここでは、その代表的な魅力や特徴をご紹介します。

有名な世界遺産が多数存在

アルゼンチンは有名な世界遺産が数多く持つ国。

世界3大瀑布の一つである、「イグアスの滝」や幻想的な青い氷河が見られる「ロス・グラシアレス国立公園」、自然や生物の宝庫として知られているバルデス半島など、圧巻のスケールが体感できる自然遺産があります。

また、アルゼンチン第二の都市であるコルドバには、17世紀のスペイン植民地時代に作られた歴史的な建造群である「コルドバのイエズス会管区とエスタンシアス」もあり、こちらも必見。中世情緒漂う街並みを体感することができます。

南米屈指の大都会・首都ブエノスアイレス

アルゼンチンに来たら必ず訪れたいのが、首都であるブエノスアイレス。

「南米のパリ」とも呼ばれ、ヨーロッパ調の街並みが特徴的な南米屈指の大都市です。

アルゼンチン・タンゴ発祥の地と言われており、アルゼンチンの文化・経済の中心地。美しい建造物やおしゃれなカフェなどがたくさんあります。

世界三大劇場の一つと言われる「コロン劇場」や、あのディエゴ・マラドーナも在籍したサッカーの名門チーム、ボカ・ジュニアーズの本拠地スタジアムなどが有名です。

南部の秘境・パタゴニア地方

「パタゴニア(Patagonia)」と言うと、アウトドアウェアブランドを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

このブランドの由来になっているのが、南米大陸の最南端に位置する大自然の宝庫、パタゴニア地方。

南緯40°付近を流れるコロラド川より南の地域を差し、アルゼンチンとチリにまたがる広大な大地です。

青く幻想的な氷河や美しく力強い山々、木々や野生生物など、桁違いの大自然を肌で体感できる観光でも人気のスポット。

「人生で一度は行ってみたい場所」として、憧れを持つ人も多い秘境です。

有名なアルゼンチンワイン

ワインと言えばヨーロッパのイメージが強いかもしれませんが、実は南米のアルゼンチンやチリなども有名なワインの産地。

味の特徴は以下のように言われています。

一般に、赤は美しいルビー色で果実味が豊かで力強いのが特徴。白ワインは凝縮感のある調和のとれたものが多くなっています。(アサヒビール株式会社HP

アルゼンチンにおけるワインの製造は、植民地時代にスペイン人により持ち込まれた文化だと言われており、産地としてはメンドーサ地方が有名。アルゼンチン全体の生産量の2/3以上を占めると言われています。

「飲むサラダ」と言われる「マテ茶」

マテ茶はマテの葉っぱや枝を乾燥させ精製したお茶。マテ茶の木は南米のブラジル、アルゼンチン、パラグアイが原産。

「飲むサラダ」と言われるように、ビタミン、ミネラルが豊富で、日本でも近年、人気が高まっています。

マテ茶は南米ではとてもポピュラーな飲み物。コーヒー、紅茶と合わせて、世界三大飲料と呼ばれるほどです。

世界一の牛肉大国

アルゼンチンは実は世界一の牛肉大国。一人当たりの牛肉消費量は世界1、2位を争うほどで、日本のおよそ10倍とされています。

しばしば「牛肉はアルゼンチン人の主食」と言われるほど、牛肉に対する意識は高く、「アルゼンチンステーキ」はこの国に訪れたら必ず食べたいグルメになっています。

国民的スポーツであるサッカー

アルゼンチンは言わずと知れたサッカー大国であり、ディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシなど、世界的名プレーヤーを数多く輩出している国。ワールドカップの常連国、優勝経験国でもあります。

ワールドカップの大会やサッカーのTVゲームなどを通じて、アルゼンチンを知ったという人も多いでしょう。

国内のサッカー1部リーグは「プリメーラ・ディビシオン」という名称。ボカ・ジュニアーズ、CAリーベル・プレートなどのクラブが有名で、スター選手も多く在籍する、世界的にも強豪リーグの一つに数えられます。

割引セールやクーポン、Expedia+会員ポイントや航空会社のマイルなど、「エクスペディア」で格安に旅行する賢い方法について。

アルゼンチンのおすすめ観光地

アルゼンチンの名前の由来は「Argentum」というラテン語とされています。

これは「銀」を意味する言葉で、航海によってたどり着いたスペイン人が現地住民から銀を贈られたことが由来であると言われています。

そして、アルゼンチンにはその名に恥じない素晴らしい観光地スポットがたくさんあります。

イグアス国立公園(世界遺産)

イグアス国立公園は、アルゼンチンの世界遺産の一つ。また、アルゼンチンの隣国であるブラジル側にも広がっている自然公園でもあります。

多くの観光客のお目当ては「イグアスの滝」。世界三大瀑布(ばくふ)の一つで、アフリカ大陸のヴィクトリアの滝、北アメリカ大陸のナイアガラの滝と並び称され、毎年多くの人が訪れています。

水しぶきを浴びるようにして見ることができるイグアスの滝の中ですが、「悪魔の喉笛」は必ず見ておきましょう。まさに悪魔の声が響いているような轟音を耳にすることができます。

メンドーサ地方

近年、日本でも知名度をあげているのが、「アルゼンチンワイン」。

ブドウの豊かな風味を味わうことができ、比較的低価格でコストパフォーマンスに優れていることが人気の理由になっています。

そんなアルゼンチンワインの代表的なブドウの品種と言えばマルベックなどですが、その多くがメンドーサ地方に集積。

外資系のワイナリーも登場するなど、高級志向の方でも十分に満足できるワインが生まれています。

アンデス山脈を眺めながら、美味しい料理とワインで優雅なひと時を過ごしたい方は、こちらのメンドーサ地方がおすすめです。

バルデス半島(世界遺産)

photo by Paula Colantonio

大自然の動物たちを見たいという方には世界遺産の「バルデス半島」がおすすめ。

アザラシを始め、シャチやペンギンなど、動物園や水族館とは一味も二味も違う動物たちの生の姿を見ることができます。

また、世界遺産でありながら動物ウォッチングのツアーやダイビングも充実。タクシーで半島をぐるっと一周してみるという楽しみ方もあります。

特に海岸付近のペンギンやオタリアのような可愛い動物たちは、子どもにも人気。家族でアルゼンチンへ旅行するなら、必ず押さえておきたい観光地です。

そして、巨体を揺らして海岸線へシャチが押し寄せる「オルカアタック」は、バルデス半島でしか見ることができない光景。

自然の厳しさを目の当たりにできる貴重な機会になります。

レコレータ墓地

ブエノスアイレスの市内観光をするなら、「レコレータ墓地」に行ってみると良いでしょう。

墓地と言えば、薄暗い不吉なイメージがありますが、レコレータ墓地は少し違う雰囲気。ブエノスアイレスの有名人などが眠る墓地として、観光スポットとしても人気があります。

そこに立ち並ぶ霊廟や墓石はまるで芸術作品のような様式。その数多くが国の文化財となっています。

アルゼンチン国内はもちろん、世界中で愛された「エバ・ペロン(最も有名で愛されたファーストレディ:エビータの愛称を持つ)」のお墓もあります。

クエバ・デ・ラス・マノス(世界遺産)

photo by Gerald Davison

壁面に無数の手形が描かれた不思議な洞窟、「クエバ・デ・ラス・マノス」。

紀元前550〜180年頃に描かれたものと言われており、ユネスコの世界遺産にも指定されています。

見た目が不思議であることから、しばしばテレビや雑誌などにも取り上げられています。

ケブラーダ・デ・ウマウアカ(世界遺産)

photo by junaidrao

鮮やかな色彩の絶景を見たいのであれば、世界遺産の「ケブラーダ・デ・ウマウアカ」がおすすめ。

自然にできた渓谷とは思えないほどの色彩に目を奪われます。

歴史を感じる街道や集落、カラフルな地層「七色の丘」など、他では目にしたことのない光景を見ることができます。

エズス会伝道所とエスタンシア群(世界遺産)

photo by David Hamill

まるで絵葉書のような風景を見ることができる、世界遺産の「イエズス会伝道所とエスタンシア群」。

アルゼンチン第二の都市、コルドバにある集落跡で、南米最古の大学と言われている「コルドバ大学」や「モンセラ中等学校」などがあります。

中世の姿を今に残していているので、フォトスポットとしても魅力的。歴史が好きな人や街歩きが好きな人にはぴったりのエリアです。

テアトロ・コロン

芸術が好きな人には「テアトロ・コロン」がおすすめ。

世界三大劇場の一つに数えられるテアトロ・コロンは、道幅の広さで有名な道路「7月9日通り」に面しています。

16車線というびっくりするような広さの道路と豪華な劇場を同時に楽しめる、有名な観光名所。

内装はとても豪華で、大理石などがふんだんに用いられています。

オペラやクラシックコンサート、バレエなど、安い席でも十分雰囲気を楽しめます。

おわりに

なかなか馴染みがない南米の国、アルゼンチンについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

アルゼンチンは日本の反対側に位置する国ですが、世界的に見ても「親日国」の一つ。

これは、明治時代にアルゼンチンへ移民した日本人が、現地で勤勉で誠実な活動をしてきたからだと言われています。

もし興味を持ってもらえたのであれば、ぜひ旅行先に検討してみてください。

割引セールやクーポン、Expedia+会員ポイントや航空会社のマイルなど、「エクスペディア」で格安に旅行する賢い方法について。