集中できない人にはコレ!仕事や試験勉強のやる気が出ない時に試してみたい方法

当ページのリンクには広告が含まれています。

溜まった仕事を片づけたり、試験勉強をしないといけないのに、どうしてもやる気が起きない、集中力が生まれてこない、ということがありますよね。そういう時は、どうしていますか?

やる気が出なくて困ることは多いけれど、効果的なやる気UP方法がなかなか見つからない。机には向かってみるものの、気が散って集中できない。そんな人は多いのではないでしょうか。

そこで今回はそんな時に試してみたい、集中力を生み出し「やる気がある状態」を作るための方法をご紹介します。やる気が起きないで困った時にぜひ試してみてください。

やる気が出ない時に試したいこと

どんな形でも、とりあえず始めてみる

やる気が出ない時は、脳が「仕事モード」や「勉強モード」になっていないと言われています。そのため、仕事や勉強を始めようとしても集中力が生まれず、スイッチが入らないのです。

そこで、試したいことの一つが「とりあえず始めてみる」こと。

肘をついていようが、寝転んでいようが、どんな形でもいいから、とにかくパソコンを眺めてみる、参考書を開いてみる。

そして、次に手を動かしてみる、メモやノートをとってみる。

そうすると、次第に脳は「今からは仕事や勉強の時間」と判断するようになります。そして、仕事や勉強モードに脳が切り替わるのです。

脳は何もしていない状態では必要以上のエネルギー消費を抑えるため、「活動しない」という選択をするとも言われます。脳はタスクを与えられなければ、無駄なエネルギーを消費しないためにも活動を控えてしまう器官なのです。

反対に、片づけるべきタスクがあれば、それを処理するよう活動するようになります。

つまり、やる気が起きなくても「とりあえず始めてみる」ことが大事。それが、結果的に「やる気がある状態」へのスイッチになるのです。

初めは頭が動かなくても、まず手を動かしてみる。これがスイッチを切り替える効果的な方法の一つです。

やることを整理して、一つずつ集中的にこなす

やるべきことがいくつもあって、「やる気がない状態=どこから手をつけていいかわからない状態」ということになっていませんか?

複数のことを同時に処理しようとすることを「マルチタスクをこなす」と言いますが、実は人間は本来、マルチタスクをこなすのは難しいと考える専門家が多くいます。

例えば、精神科医のエドワード・M・ハロウェル氏は、自身の著作である「CrazyBusy」の中に「人間にとってのマルチタスクは幻想である」という趣旨のことを記しています。

また「運転中の携帯電話の使用が禁止」されていることからも分かるように、2つのことを同時すると、集中力が保ちにくく、注意力が散漫になるなど、効率が低下するといわれています。

つまり、仕事でも勉強でも、あれもこれもしなければならないと思っていると、効率的に脳が働かずにやる気が起きないということになりうるのです。

そんな時の解決策は「一つのことに集中的に取り組むこと」こと。仕事にしても勉強にしても、やることを整理して、一つずつ集中的にこなしていきましょう。

優先順位をつけて、最も優先度が高いことから始めるというのも良いでしょう。ともかく、するべきことを一つにして仕事や勉強を始めるようにします。内容を一つに決めることで、集中力を高めることができるでしょう。

「集中している状態」は「やる気がある状態」によく似ているため、やる気が起きない時のよい解決策になります。

「頭を使う時間」と「手を動かす時間」を分ける

仕事や勉強を進めなければならないのに、気づいたらぼんやりと考え事をしている、なんてことありませんか?

やる気が起こらず、なかなか物事が進まない原因の一つとして、「頭を使う時間」と「手を動かす時間」のメリハリがついていないということは多いものです。

あれこれ考えるのはやめて、「とりあえずまずは目先のタスクを片付けよう」とか、「とりあえず参考書10ページを無心でガリガリこなそう」というように着手ができれば、意外とすんなり捗るものです。

「やるぞ!」という強い気合がなくても、「無心で手を動かす」「粛々とこなす」スイッチを入れることができれば、集中して物事に取り組むことができ、成果を上げることができるでしょう。

自分なりの報酬を用意する

やる気が起きない時は、仕事や勉強が終わった後に自分なりの報酬、ご褒美を用意するという方法もあります。

例えば、仕事が終わったら買い物に行く、美味しいものを食べに行くなど、何かしらの楽しみがあれば、それに向かって頑張れることもあります。

これは仕事や勉強に対する報酬を用意することで、やる気を出すという方法です。

とても単純ですが、ぴったり合う人には効果が高い方法です。

やる時間を決める。そしてそれを細かく区切る

仕事や試験勉強のための時間を確保しても、だらだらと過ごしてしまう人はいませんか?

そんな人は時間を区切って、「何時までにこれをやる」と、自分に課題を貸しましょう。

時間内に終わらせようという気持ちがあると、適度な緊張感が生まれて、集中力は高まるものです。

また、どうやったら時間内に終わるかを考えることで、物事をゴールから逆算して進められたり、無駄なことをしないように気を配りながら進めることができます。

そのような姿勢で取り組んでいくと集中力が高まり、次第に「やる気がある状態」に近づけることができるでしょう。

キッチンタイマーやストップウォッチなどを使ってみても良いかもしれません。

休みを取ってみよう

どうしてもやる気が起きない時には、心身が疲れている場合があります。

無理にやる気を出そうと自分を追い込むと、鬱状態になってしまうなどの事態を招くおそれもあります。

そこで、やる気が起きない時には無理をせずに休むという方法も一つの解決策です。

また、やる気が起きないだけでなく、自身に悲観的になったり、集中力が続かない、気分が塞いでいる、趣味にも気が進まないなどの状態があれば、心的な病気である可能性もあります。

うつ病や自律神経失調症などのおそれもあるため、まずは休みを取りましょう。

そして、心療内科などの医療機関を受診してみましょう。

食生活の見直してみよう

まずは、普段の食生活を見直してみましょう。

人間は消化吸収にもエネルギーが必要になります。そのため、食べすぎなどによって、脳の活動に使われるエネルギーが消化吸収に使われてしまうことがあります。

昼食後に眠気を感じることがありますよね。もちろん、普段の睡眠状況によっても異なりますが、消化吸収にエネルギーが集中したり、体の機能が集中してしまったりして、眠気を感じてしまうことがあるのです。

つまり、普段から栄養バランスに優れた食生活を心がけて、消化吸収に使われる栄養素が補給できるようにしておく必要があります。必要以上の食事をしないようにしたり、間食を控えたりすると良いでしょう。

ただし、空腹はやる気が起きない原因の一つでもあります。カロリーを考えて適度に節制しましょう。

ストレス解消を心がけよう

人間がストレスを感じると、自律神経の「交感神経」が刺激されます。

交感神経は活動時に優位となっている自律神経で、休息時には「副交感神経」が優位になっています。

しかし、ストレスを感じることで、常に交感神経が刺激されてしまい、本来なら副交感神経が優位になるべき時間帯まで、交感神経が働くような状態になってしまうのです。

そして、この自律神経のバランスの乱れは、体や心の健康に様々な悪影響をもたらします。集中力ややる気の低下もその一つです。

そうならないためにも、ストレスを溜めないようにすることが大切。これは、日頃から心がけていくしかありません。

例えば、軽い運動をすることでもストレスの解消につながることが分かっています。運動はホルモンバランスを乱さないためにも有効なので、軽い運動を取り入れることが良いでしょう。

他にも、自分なりのストレス解消方法はいくらでもあると思います。

美味しい物を食べに行く、遊びに行く、趣味を楽しむなど、どんなことでも良いので、自分が発散できる機会を作りましょう。

また、しっかりと休暇を取ることや、日頃から睡眠時間を十分確保することも大切です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

仕事や試験勉強のやる気が出ない、集中できないという時は、うまく自分をコントロールすることで、それらを引き出すことが大切です。

しかしながら、精神的に疲れていたり、肉体的な疲労が蓄積していたりする場合は要注意。無理をせず休んだり、生活習慣を整えたりということも重要です。

心と体の健康をしっかりとコントロールすることができれば、高いやる気を維持することができるでしょう。