かんたん解説!SWOT分析のやり方・考え方

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経営戦略やマーケティング計画を考えるときに用いられる「SWOT分析」。覚えておけば、企画書や事業計画書、提案資料の作成などに役に立ちます。

今回はこの「SWOT分析」についてできるだけ分かりやすくまとめてみます。

SWOT分析とは?

まず用語の意味は下記の通り。

「SWOT分析」とは

企業・事業がおかれているビジネス環境を「内部環境」と「外部環境」から分析するフレームワーク。

内部環境:強み(S:Strength)、弱み(W:Weakness)
外部環境:機会(O:Opportunity)、脅威(T:Threat)

SWOT分析という用語は上の頭文字を合わせたもの。

参考書や参考サイトを見ると色々と難しいことが書いてありますが、要するに、

  • 企業や事業が今どんな状況にあるのか?
  • どこが強みで、どこが弱みなのか?
  • 市場に好材料あるか?逆に危うい材料はあるか?

ということを調べるためのものです。最終的なゴールはこれらを分析することで、

ビジネスをどう進めていくか?

の答えを得ることが目的。

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SWOT分析は主に事業戦略やマーケティング計画を策定するときに使われます。

自社の強み弱み、市場での立ち位置などの現状分析を行うことで、ビジネス機会を明らかにすることができるからです。

事業計画書や企画書、提案書などのプレゼンテーション資料を作る際には、ぜひとも取り入れたいフレームワーク。資料の中にしっかりと分析した結果を記載しておけば、提案の説得力が増すと思います。

SWOT分析の手順①:外部環境分析

SWOT分析の最初の手順として、まずは外部環境分析を行っていきます。

具体的には下記のようなテーマで自社にとっての「機会(=チャンスとなること)」、「脅威(=脅威となること)」を整理していきます。

外部環境の例

1)経済環境:
経済成長率、景気動向、為替、金利、資源供給など

2)人口動態的環境:
出生率、人口規模、少子高齢化、世帯構成など

3)社会文化的環境:
文化トレンド、地域特色など

4)技術的環境:
市場で主流の技術、技術の進化、トレンドなど

5)政治・法律的環境:
政府の方針、法改正、規制緩和など

これらを自社に当てはめていくと、例えば、

  • 主要取引先の経営陣が代わり、交渉力を強めつつある(脅威)
  • 店舗展開している地区に新たな分譲計画が持ち上がる(機会)
  • 法改正により業界的にシステム改修ニーズが高まる(機会)

などのようになります。

自社を取り巻く環境としてのトピックスを見つける手段としては、業界紙や経済紙、社内報などからニュースやテーマをピックアップし、分析していくと良いと思います。

SWOT分析の手順②:内部環境(資源)分析

つづいて内部環境分析を行います。

こちらは自社の内部に目を向け、その経営資源について、「強み(Strength)」と「弱み(Weakness)」に識別を行います。

内部環境分析の例

1)ハード面での強みと弱み
生産能力、技術力、指令系統など

2)ソフト面での強みと弱み
ノウハウ、スキル、従業員の能力等

3)競合と比較した強みと弱み
製品認知、規模や技術力、設備等

例えば、

  • 取り組んでいたアフターサービス構築が実を結びつつあり、顧客のリピート率が 向上している(強み)
  • ベテランの技術者たちの多くが近年に定年となる(弱み)
  • 他社に比べ営業人員が豊富で、離職率も低い(強み)

などがあげられます。

内部環境分析を行う際には、組織図や財務・資産データ、人事データなどを活用して分析してみると良いと思います。

おわりに

SWOT分析を行うと企業が置かれている現状を様々な角度から整理でき、ビジネスの方向性や課題を導きだしていくことができます。

この利点から、SWOT分析は事業戦略やマーケティング分析をするときに活用されています。

社内資料や提案資料を作るときには、ぜひ活用してみてください。

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